ニコニコ動画で笛を吹いているrexageのブログです。なんとなく書いていきます。
楽器の管理 +補足(メイン)
2008年07月31日(木) 00:41
と〜っても久しぶりですが、楽器の話をしたいと思いますw

実は、順番からすると、前回ルネサンスリコーダーについてのお話だったので
今回はそれ以前、中世時代のリコーダーの紹介のはずなのですが
ちょっと書く気が起きなかった(ヲイ)&前記事で楽器の管理のことについて
質問をいただいたので、時期的にもタイムリーということで
今日はそのことについてお話しします

管理の話の前に、補足として木製リコーダーについてちょっと詳しい説明を
してしまいますが、リコーダーについての正しい知識を
もっと多くの方に知っていただきたいので、興味があって
「長くなっても読んでやるぜ!」って方はぜひ全部読んでみてください

また、「楽器の管理のことだけでいいんだけど…」って方は
【 ############### 】に挟まれた部分は読まなくても大丈夫です^^;


______

さて、今でこそリコーダーはプラスチックという固定観念が蔓延していますが
以前から説明させてもらっている通り、リコーダーはとっても長い歴史があります。

当然昔はプラスチックなど存在しませんので、リコーダーも他の多くの
楽器と同じく、木製のものがほとんど(中には総象牙なんていうものも!)でした。
そのため、今日学校で使うような大量生産されたものではなく
ヴァイオリンなどと同じで、一つ一つが職人の手作りでした。

プラスチックは人工樹脂なので、周りの環境の変化にほぼ影響されないのですが
木製だとそうはいきません。管理が悪いと劣化は免れませんし、
最悪の場合、楽器として使えなくなってしまう事もあるのです

######(ここから補足)######

ちなみに、プラスチック製と木製の違いは管理の仕方だけではありません。
以下では、木製リコーダーについて、少し詳しく補足させてもらおうと思います

まず、やはりプラスチック製のものと木製の楽器とでは、音色が大きく違います。
プラスチック製の音は誰もが知っていると思いますが
木製のリコーダーは、概してプラスチックのものと比べてもっと暖かみがあります。

そして、楽器のグレード(≒値段といえる、、かも)が上であればあるほど
芯があり、力強く、深みがあり、甘くて密度の濃い音が鳴り
同時により吹きやすく、奏者の要求に素直に応えてくれる、表現の幅が広い楽器である
といえると思います。

プラスチックのリコーダーは、そもそものコンセプトが
「誰にでも容易に音が出せるリコーダーを、安価で大量に」
というものなので、根底にあるアイディアが木製リコーダーとは異なるのかも知れません。

現在、プロフェッショナルのリコーダー奏者が使用するような楽器は
今から300〜400年ほど前、西ヨーロッパで大活躍していた当時の楽器(オリジナル)を
今日の楽器製作者が正確に採寸し、複製、あるいは各々の職人なりに
改良を加えたものであることが多く、それらはオリジナルと同じく木製です。

(ちなみに、この「オリジナル」というのは当時実際に使われていた楽器のことで
本当に素晴らしい楽器ばかりのようです。中には、ヴァイオリンで言う
ストラディバリ級の名器も現存しているとのこと。)

また、「プラスチックじゃなくて、本来の音に近い木製がいい!」という
熱心なアマチュアの方々のための木製リコーダーを提供しているメーカーも数多くあります。

ただし、注意が必要なのは、木製だからといって
必ずしも良い楽器というわけではありません
木製リコーダーの中には「…これだったらプラスチックのほうg(ry 」
というものもあり、いわゆる「ピンからキリまで」ってやつです。
ここまでで、なんかニュアンス的に「プラスチックなんて駄目だ」と言っているように
聞こえるかも知れませんが、実際はプラスチック製はちゃんと楽器としての
一定水準を保っているので、下手な木製よりも良いという事がよくあります。

ちょっと昔を思い出してやってみようかな、という要望に、プラスチック製のリコーダーは
十分に応えてくれるので、初心者の方にはおすすめだと思います

#######(ここまで補足)#######

…、、すみません、死ぬほど話が脱線しましたが、ww
ようやく管理の話です。

木というのは、ほとんど変化しないプラスチックと違い
根っこから切り離されてもやはり生きているので
周りの環境が悪いと大変な事になってしまいます。

湿度が高い状態が続くとカビがわいてしまうし、
逆に低すぎると乾きまくって割れてしまう可能性があります

なので、日本の場合、湿気の多い梅雨〜夏の間は除湿機、
乾燥する冬場は加湿機のある部屋に置いておくのが望ましいと言えます。

ただ、「そんな両方とも用意なんてできるかい!」という場合は
除湿機の代わりにエアコンのドライ機能、
加湿器の代わりに「濡れタオル干しの術」が有効です。

いずれにせよ、湿度計(温度計もくっついてるやつ)があるといいと思います。
だいたい目安としては、40〜60%台くらいが望ましいでしょう。
70%を超えたら除湿、40%を切ったら加湿、という感じでしょうか。
もちろん範囲を超えたら直ちにカビたり割れたりするわけではないですが
その状態が長く続くとマズイ、ということですね。

たぶんこのことは他の木製楽器にも言えることだと思うので
何かしら木でできた楽器を持っている場合は、気をつけてあげてくださいね◎

______

…、、、うああ…っ、ながすぎ…orz
超長くなってしまいました、、すみません、どうも書き出すと
あれもこれも書いておきたくなってしまって

とにかく、以上、楽器の管理についてのお話でした!

…、え、半分くらい木製リコーダーについての説明だったって?

なんのことですか?     …orz



(質問いただいたITKさん、ありがとうございました!)
時代によって形が違うのだ(2)
2008年03月26日(水) 00:00
この「リコーダーのこと」のカテゴリでは、リコーダーのことを
毎回少しずつ簡単に紹介しております(そのまんまw)


前回は、現在学校で使われているタイプのリコーダーは
大体300年くらい前(バロック時代)に一般的だったモデルである
ということをお話ししました

しかしながら、自分の動画を見てくださったことがある方は
お気づきかもしれませんが、リコーダーには
バロックモデル(学校のやつ)以外の種類もあるのです。

そこで、今回はこういうタイプのリコーダーの紹介◎



学校で使っていたのよりも、デザインが単純でスッとしていませんか?
これは一般的に「ルネサンスモデル」といって、バロック時代よりも前の
ルネサンス時代(大体15世紀〜16世紀)に使われていました。

この頃は、リコーダーコンソートといって
複数のリコーダーによるアンサンブルがとても人気だったようです。
ソプラノ、アルト、テナー、バスの4本でやるのが一般的らしく
この編成で演奏できる曲がたくさん残っています

音色もアンサンブル向きで、バロックタイプよりも倍音が
さらに少なく、他のリコーダーととてもとけ合いやすいのです◎
(倍音が少ない≒音がシンプル)

ただ、実はルネサンスモデルは概して指遣いがバロックのものと
少し違っていて、正しい音程で演奏するのがちょっと難しいのです

特に高音域(ソプラノで上のシ以上)は全く違う指なので
速いフレーズを完璧に吹くのにはかなりの熟練を要します。
それに、そもそもそういう高音域が楽に出る楽器も少ないですし

ルネサンスリコーダーは自分もまだまだ扱いに慣れていません…orz
もっと修練しないと;


といった感じで、ルネサンスモデルの紹介を簡単にしてみました
まだまだ書こうと思えばいくらでもおもしろい事は
あるのですが、この辺で今回も自重することにしますw
時代によって形が違うのだ(1)
2008年02月15日(金) 00:58
この「リコーダーのこと」のカテゴリでは
みんな知っているようで全然知らないリコーダーの事を
毎回少しずつ紹介していきますよー。



リコーダーって、他の楽器たち(ヴァイオリン・ギター族、金管族、etc.)と
同じように実はものすご〜く長い歴史があって
少なくとも1000年くらい前には、既にリコーダーと呼んで
間違いないものが存在していたらしい、ということを前回お話ししました。

しかし長い歴史があるという事は、当然、時代とともに
曲の様式は変化していくので、それに合わせて
楽器の形や性能も徐々に変わっていきます。

さて、ここで問題。
現在のいわゆる「リコーダー」(学校で使っているモデル)は、
一体いつの時代のものでしょう??

1. 100年くらい前のじゃね
2. 200年くらい前のだろ
3. 300年くらい前のっしょ
4. 500年以上前のだとおもう
5. 戦後になってから開発したんだよ


答えは…!?

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いつからあるでしょう?
2008年02月02日(土) 01:33
以下、駄文ですが、リコーダーに少しでも新しく関心を持っている方は
よろしかったら読んでみてくださいw



リコーダーって、考えてみたらすごく奇妙な状況にあると思うんです。
少なくとも日本では、学校でほとんどの人が吹いたことがあるはずなのに
実際、詳しい事は全くといっていいほど知られていない。
なんだかちょっと楽器の中では下に見られがちですよね。。
っていうか、むしろ正統な「楽器」として認識してなかったって人が多いと思います。
それは多分、とっつきやすく誰もが簡単に音を出せる、っていうのが影響していて
それって楽器としては実は素晴らしいことなのに、その手軽さが逆に
イメージを軽薄なものにしている…。。これは自分の持論ですが、
そういう面は、哀しいかな、少なからずあると思っています。

なのでこのブログでは、実は他の楽器たちと比べても全く遜色が無いくらい、
奥がめちゃめちゃ深いリコーダーについて、少しずつ自分の知っていることを
書いていけたらと思います。


うーん…無駄に長い、、、前置きが長くなってすみません



さて、唐突ですが、リコーダーっていつ頃からあると思いますか??
いつ日本にきたか、とかじゃなくて、地球上にいつから存在していたか、ってことです。

1. 第二次世界大戦の後
2. 100年前くらいから
3. 400年前くらいから
4. 1000年前くらいから


さて、答えやいかに?

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